里帰り品(Nippoもの)です。＊Nippoもの(裏印にNippoとある)明治大正期に外貨獲得の為に日本から海外に輸出したもので、当時日本市場向けは天皇家や貴族しかありませんでした。オールドノリタケのM i リース裏印(1911-1918)です。リースの中にMがある裏印はNippoと表記したものとJapaと表記があります。これは米国の関税局が1921年に「Japa」表記にさせたからです。今では日本は英語でJapaは周知ですが、Nippoものを作っていた時代は違いました。母は米国のアンティークモールで器に出会った時 「何故Nippo?」と思ってオールドノリタケの研究を始めました(^-^)Mは森村組のMです。森村の家紋の「下がり藤」の中にMを入れました。米国Nippo Collector"s Club会員の母が正規ディーラーから購入しました。ぼかしが美しいです。(色むらが出ないように"ぼかし"を造るのには熟練した技が必要です)わびさびの世界ですね。下部は蓮の台座のようにモールド(型)で造られています。桜の花びらのように図案化された花にはタペストリーのような金盛りが施されています。両取手といい 凝ってますね～日本では桜柄は人気がありますが、元々桜柄は少なく 希少です。幅 約15cm 高さ 25.5cm 奥行 11cm本品は「オールドノリタケと日本の美」P.8に載っています。100年以上の年代ものゆえ 擦れ、釜傷や「でも白」(当初からの、真っ白ではない生地)にご理解の程お願い致します。#工芸品 #アンティーク #花瓶 #置物 #骨董 #西洋骨董 #オールドノリタケ #美術品