未だかつて見た事がない超レア種のフランス軍のパンツ。M47と同じ時代の個体で1955年製になります。かなりの年代物ですが、状態は信じられないほど良好です既製服（プレタポルテ）が隆盛を極める1960年代より以前、パリコレといえば高級仕立服（オートクチュール）だった時代にフランスで作られたというだけでも興奮しますフランス軍のパンツだとマルタン・マルジェラのショーで有名なM47やM64、M52 チノも入手困難になっていますが、こちらは全く見かける事がありません。おそらくoutil ウティのデザインソースになっているパンツだと思われます古い時代の打ち込みのしっかりしたコットンは綿繊維が分かるほど表情があり、生地の質感でも遥かにM47を凌ぎます最大の特徴はTUKIのtype3のように両サイドのボタンで着脱するギミックとベルトループがありながら両サイドのアジャスターで細かくウエストを調節できるディテール。ワンタックですが、ウエストを絞る事で更に立体的になりますM47に比べ裾のアジャストタブが排除され、生地も履きやすい少し薄手の素材。シルエットは腰わまりから太ももにかけてゆったり、裾にかけて少テーパードしたりと、M47よりファッション性が高く、今のムードにピッタリの空気感があります裾にはドローコードがあり絞って穿くことで色々な靴に対応できますシルエットの綺麗なM64と比較しても、遜色ない美しいフォルム。股上が深くて履きやすく、お尻周り（特に後ろ側）にボリュームのあるシルエットはTUKIのコンバットパンツやオーディナリーフィッツのJames patに似ています。ミリタリーテイストのアナトミカ、エンジニアードガーメンツ、ササフラス、オアスロウ、サージュデクレ等お好きな方にオススメウエスト72㎝（アジャスターで調節可）股上34㎝股下76㎝太もも幅31㎝すそ幅20.5㎝※未洗いNEAT、コモリ、ナイジェルケーボン、オーラリーやキャプテンサンシャインもユーロミリタリーをデザインソースにしており、US物とは違い、土臭さの中にも品の良さがあるのが魅力表だけでなく、裏まで縫製がこれほど綺麗な軍パンは中々ありません